WORK STYLE 05ワークスタイル 05【製造・検査業務の管理】

一人では達成できない仕事も、
チームワークによって成し遂げる。

Y.K.越谷生産センター 製造部 主務 
2010年入社  前職は印刷会社勤務

安定した職場を求めて、30歳での転職。

前職は印刷機のオペレーターとして印刷会社に勤務していました。30歳の時に、経営不振にある会社の将来性に不安を覚えて水戸工業へ転職しました。入社して12年になりますが、越谷生産センターでの仕事は取扱う商品数量が多く、類似品などもあって、いまだに商品管理や在庫管理には苦労することがあります。しかし、何よりも会社の経営が安定していて、安心して仕事に取り組める環境には大変に満足しています。また、営業職やデスクワークよりも体を動かす現在の仕事は自分に合っており、非常に手応えとやりがいを感じています。

完成車メーカー向けの自動車部品を組み立て、納品しています。

製造部の第1グループは、水戸工業の営業が完成車メーカーから受注した自動車部品の組立作業を担っています。発注先から入庫する複数の製品を組み立ててひとつの部品として完成させますが、ガススプリングなどの部品ではホコリやチリの混入による動作不良を防止するため、作業はクリーンルームで行われています。組立工程の中心戦力はパート・アルバイトの方たちで、作業現場では組み立て作業に加えて外見の目視や機能など、品質保証部が定めた項目に沿って検査業務が行われます。正社員は作業計画を組み、進捗状況を見ながら必要であれば追加の指示を出すなど、現場の作業をコントロールしていきます。また、お客様の受注に基づいた生産・出荷計画を作成し、製品の受け入れから保管、在庫管理、出荷といった各工程での関連業務、作業員の労務管理といったマネジメント業務も担当します。

作業計画は、現場の状況に合わせて日々アップデートされる。

作業計画は、数カ月に一度の単位で内示されるお客様からのオーダーに合わせて作成していきます。ただし、急な作業者の欠勤や機械トラブルなどによって計画通りに進まない場合に備えて、ある程度の完成品の在庫を持ちつつ、作業の進み具合に合わせて計画内容をアップデートしていきます。予定通りの出荷数を確保するためにも在庫品は必要ですが、作り過ぎても置き場所に困るため、在庫数の社内基準を設けて対応しています。また、組み立てに使用するパーツなどの製品も、特に輸入品の場合は発注から入荷まで時間が掛かるため過不足のない在庫量を心掛けています。それらの重要な情報は管理システムによって社内で共有されていますが、 システム上の数字と現物の在庫数に差異が生じる場合もあり、仕入管理や営業、品質管理といった部署とも密に連携を図りながら、欠品によって生じる障害を未然に防ぎます。

チームワークによって、お客様への供給責任を果たしています。

複数の作業が連なることで成立している部品の組立工程では、それぞれの担当者が次工程の作業に配慮しながら全体のパフォーマンスを向上させていきます。一人のがんばりだけでは達成できない仕事も、チームワークによって成し遂げることができるのです。越谷生産センターにはパート・アルバイトの方たちを含め多くの従業員が在籍していますが、みんなが連携し、お互いに協力していくことでお客様の要求に応えていけるよう、それぞれの業務に取り組んでいます。私のようにものづくりに携わった経験のない方でも、技術的な知識を学ぶことに意欲さえあれば、そして人に関心がもてる方、チームワークを大切にする方であれば、きっと充実した環境で仕事に取り組んでいけると思います。

MOVIE