BUSINESS MODELビジネスモデル04

検品・組立事業
安定供給と品質管理を両立させながら、
より付加価値の高い
物流拠点を目指して。

Profile

島本海賢取締役 兼 越谷補給センター長 2005年入社

高校卒業後に米国へ留学。PhDで自身の研究活動を続けながら、学生向けに経済学の講義を受け持つ。帰国後に水戸工業へ入社し、グローバル営業部などを経て2021年より現職。

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検品・組立事業 ビジネスモデル

水戸工業の在庫管理部門として、3つの部門で構成されています。

越谷補給センターは水戸工業の在庫管理部門として、国内外から仕入れた商材の受け入れから保管、出荷といった業務を担当しています。商材によっては単に保管するだけでなく、部品単位で入庫してくる製品を組み立てたり、お客様の仕様に合わせたカスタマイズ、セットアップといった作業も当センター内で行っています。組織は機能別に3つの部門で構成されており、品質保証部は検査手法の確立や管理、作業に必要な設備の改善や治具設計、仕入れ先に対する技術指導といった業務を担当し、製造管理部は作業全体の効率化や安全性の向上に必要な支援を行っています。製造部はパート・アルバイトスタッフも含めて最も多くの人員が配置されており、クリーンルームでの組み立てやセットアップ、検品、出荷指示データの管理業務などを担当しています。

最も重要なのは、商材の安定供給・品質管理を実現する体制の確立と維持。

必要な作業を経て倉庫内で保管された商材は、お客様からの出荷指示に従って発送されます。そのため、必要なものを、必要な時に、必要な量だけ供給できる JIT納入を実現し、災害などの緊急事態が発生したときには事業が継続できる備えを日頃から準備していなければなりません。決して容易ではありませんが、お客様のサプライチェーンの一翼を担う水戸工業にとっては非常に重要なミッションを担っています。当センターの最も重要な役割りは、商材の安定供給と品質管理に必要な体制を確立し、常に最高の状態で維持していくことです。また、細かな要望にも対応できる自社設備内での組立やセットアップ作業については、当社の付加価値をより高めていくための手段として、さらなる能力向上を目指しています。

円滑な現場作業の推進と、安全な作業環境の両立を目指して。

実際の業務内容について、製造部の例をあげて説明します。製造部は取り扱う商材や業務内容によって7つのグループに分類されており、各グループ内には納品先のお客様ごとに担当者が配置されています。それぞれがプレイングマネジャーとして自身の業務と現場スタッフのマネジメントを両立しながら、事前に作成された計画に沿って作業を進めていきます。作業計画は1週間に1度、各グループ内の担当者が一堂に集まり、次週の出荷量に合わせて作成しています。また、そのような作業計画を円滑に進めていくためには、何よりも作業現場で働くスタッフの安全管理が重要となります。現場の作業効率を高めていくことも必要ですが、定期的に環境改善活動を継続していくなど、安全第一で事故のない作業環境を実現するための努力を行っています。

お客様の生産活動に直結する重い責任と、仕事に対する誇り。

越谷補給センターでは、営業部門のようにお客様の顔を見て仕事をする機会は多くありません。しかし、私たちが担当する業務はお客様の生産活動に直結する、重い責任を担っています。言い換えれば、たとえお客様とは直接的につながっていなくとも、 私たちの仕事の善し悪しが最終的な会社の価値を決めていきます。だからこそ、私たちは誇りをもって、水戸工業の一員として日々の仕事に取り組んでいます。日々の積み重ねを厭わずに続けられる方、また積み重ねの上に新たな価値を創造していける熱意のある方とご一緒できる機会を楽しみにしております。