WORK STYLE 04ワークスタイル 04【品質保証の実務】

大きな責任を伴うからこそ、
やりがいと向上心が生まれるのです。

Y.N.越谷補給センター 品質保証部 主任 
2015年入社 工学部機械システム工学科卒

実際に会社訪問をして、納得して入社を決めました。

大学で歯車や部品の設計、製作などをしていたので、それらの知識を活かせる企業を探していました。いろいろと情報を集めていく過程で水戸工業に興味をもったのですが、実際に自分の目で見て確認したいこともあったので会社訪問をしました。私が本社を見学したときがちょうど創業120周年くらいの時で、それなりに実績がある会社だなと感心したのを覚えています。工具や部品といった取り扱い商材のことはもちろん、実際に受注した部品をどのように図面に起こして発注しているのか、営業とはどのように連携していくのか、実務について踏み込んで知ることができ、納得して入社を決めました。

製造過程に介在することで、不具合の可能性を取り除いていく。

配属されたのは越谷補給センターの品質保証部です。国内外から仕入れた工具や自動車部品といった商材の安定供給に向けて、不具合の発生防止に取り組んでいます。具体的には受入検査の実施や検査規格の制定、不具合が発生した場合の対応と再発防止策の立案、推進、それらに伴う検査規格書、納入仕様図、試験レポート、不具合対策レポートといった各種書類の作成や発行などの業務を担います。また、自動車部品などの製作物の商談で必要とされる見積もり作業用の図面は私たちの手で作成します。受注が決まればその図面をもとに、発注先で製造用の図面を起こします。その際、「ここの加工が難しいから変更してほしい」といった依頼が寄せられることもあり、そのような場合には私たちが元の図面を変更し、お客様の了解をとった上で作業を進めていきます。このように製造過程の中に品質保証部が介在することで、不具合発生の可能性を可能な限り取り除いていきます。

私たちが制定した検査規格で、検査作業が実施されます。

検査業務は、検査対象によって大きく2つに分類されます。ひとつは工具や自動車のバンパーといった加工製品の検査で、寸法を測定し、バリの有無といった外見上の目視検査を実施します。もうひとつが機能部品の検査で、自動車のハッチバックで使用されるガススプリングや油圧ジャッキなどがこれに該当します。外見の検査に加えて、測定器を使って圧力に対する反発の値を計測するといった検査を行います。また、その他にも営業から特別に依頼された耐久試験や強度試験を行う場合もあります。いずれにしても私たちがお客様との契約内容に準じた検査規格を制定し、それに基づいた品質検査を現場の検査担当者が実行していきます。

風通しの良い環境で、ものづくりに関する視野を広げることができます。

製造ラインの安定稼働に、部品や製品の安定供給は欠かせない要素です。つまり品質保証部のミッションである安定供給の追求と実現は、お客様の製造ラインに対する大きな責務であると言えます。加工工程や数々の要求規格に対する理解力、問題解決に必要な知識とノウハウなど、日々の仕事を通して必要とされるスキルセットはレベルの高いものですが、だからこそやりがいが生まれ、さらに先の高みを目指すことができます。社内は誰にでも「さん付け」で呼び合う風通しの良い風土で、ものづくりに関するベテランの先輩社員に何でも気軽に相談できる環境です。また、海外の出先機関やパートナー企業とのやり取りも多く、ビジネスコミュニケーションを通してグローバルな視野を広げることができます。ぜひ私たちと一緒に、自身の可能性を追求してください。

MOVIE