BUSINESS MODELビジネスモデル02

生産設備事業
技術と人の両方を
大切にするからこそ、
大きな喜びや感動が分かち合える。

Profile

Y.K.営業部第7グループグループ長 2004年入社

工学部精密機械工学科卒。機械と向き合うよりも人間相手が楽しそうだからと、営業職を志望して入社。トラック・バスメーカーや部品メーカーなどの大手自動車関連企業を担当し、2010年より現職。

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生産設備事業 ビジネスモデル

自動車づくりの効率化、高度化のお手伝いをすることがミッションです。

営業部第7グループは、生産サポート事業の営業部門としてトラック・バスの完成車メーカーや大手部品メーカーといった自動車関連企業を担当しています。営業と技術スタッフ、営業事務といったメンバーで構成されており、商材としては自動車の組み立てや加工をする現場で必要とされる間接資材を取り扱っています。ソケットレンチなどの工具類や消耗品、加工や組み立てに使用する治具などの製作物、大きなものでは組立ライン向けの生産設備まで、さまざまな商材を仕入れ先から調達し、お客様のものづくりの効率化、高度化、省力化、環境改善といったお手伝いをすることが私たちのミッションです。特に生産設備はソリューション営業としてお客様の問題点や課題をよく整理し、十分に理解した上でご満足いただける提案をするように心掛けています。

チーム全体でお客様の期待に応えられるよう、日々の業務に取り組んでいます。

一般的に自動車の生産ラインではモデルチェンジによって、3年から5年ごとで生産設備が入れ替わるため、そのタイミングに合わせて新規提案を行います。ソリューション営業は言われたことだけをやる御用聞き営業とは違い、「こうしたらどうですか」「こっちの方が効率が上がりませんか」というように、提案時にはお客様にとってのメリットを具体的に提示し、問題解決の実効性をアピールしなければなりません。お客様の課題は多種多様で、コストや納期はもちろん、時には高度で専門性の高い技術力が必要となってくる場合もあります。そのような案件ではお客様とのヒアリングやパートナー企業の開拓といった業務に対して、ものづくり経験の豊富な技術スタッフが担当営業を積極的にサポートし、伴走しながらプロジェクトを進めていきます。これに営業事務スタッフも加えた全メンバーそれぞれが自身の職務を果たし、チーム全体でお客様の期待に応えられるよう、日々の業務に取り組んでいます。

自動車業界を取り巻く変化に応じて、先端技術への挑戦を続けています。

ご存じの通り、今の自動車業界はEVといった電気自動車に代表されるような大きな技術変動の渦中にあります。それは私たちのお客様の製造現場も同様で、EV専用の製造ラインが新設されるなど、これまでにない設備投資案件の引き合いが増えています。そのため、たとえ実績のない分野であったとしても新たな技術領域には積極的に挑戦し、商機を逃すことがないよう、攻め続けていく姿勢が必要となっています。昨年に納入させていただいたばかりのEV専用ギアボックスの試運転装置や多数の納品実績があるロボットやAGVと呼ばれる無人搬送車。これらの設備はすべて、お客様のものづくり環境の変化に合わせて、新たな技術への取り組みを続けてきた結果として受注につながったものです。

求める技術は変わっても、打ち上げでのお酒は旨いに決まっている。

これは私自身の経験ですが、若いころからお客様にはとても可愛がっていただき、仕事以外のことも含めて、実にたくさんのことを学ばせていただきました。そのため、ちょっと無理かなと思える案件でも、お客様がお困りの時に助けてと言われれば、やはりお手伝いさせていただきたい、がんばろうという気持ちになります。この、人と人とがコミュニケーションを通じてお互いを信頼し合い、一緒に何かを作り上げていくことの充実感は、たとえ必要とされる技術が変わったとしても、変化することはないはずです。納品した設備が無事に稼働し、それを祝した宴席で飲む酒の旨さは格別です。最近は酒の席が苦手だという若い人も増えましたが、せっかくものづくりの世界で仕事をするのであればお酒を飲む飲まないは別として、お客様、パートナー企業もふくめて共に喜びが分かち合える体験をしてもらいたいと切に思います。