BUSINESS MODELビジネスモデル05

国内営業拠点
時代の変化をチャンスととらえ、
地域のものづくりに
貢献していきたい。

Profile

N.A.日立営業所 所長 1991年入社

モータースポーツが好きだったことから、オートバイやクルマの部品と関連商材を扱う水戸工業へ入社。ミトロイ製品の卸販売を経て、出身地である日立営業所へ異動。2017年より現職。

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国内営業拠点 ビジネスモデル

企業城下町である日立から、日本のものづくりを支えています。

水戸工業には現在、本社以外の営業窓口として国内だけでも約30カ所の事業所があります。規模によって営業所や出張所と呼称は異なりますが、それらの多くが大手製造メーカーであるお客様の生産工場のすぐ近くに開設され、フットワークを重視した営業活動の拠点となっています。基本的には営業と技術スタッフ、営業事務といったメンバーが配属されており、日立営業所の場合は総合電機や産業機械、光学機器などの大手メーカーをお客様として10名程度の人員が勤務しています。また、日立は企業城下町として栄えてきた歴史から確かな技術力をもつパートナー企業も多く、その皆様の力もお借りして地域社会から日本のものづくりを支えています。

担当営業の業務範囲は幅広く、それだけに大きなやりがいがあります。

営業員は取引先を定期的に訪問しながら、ものづくり現場で発生するニーズやシーズを的確に見極め、提案営業によって新規受注を獲得していきます。取り扱う商材は部品や装置といった製作物から既製品、消耗品まで多岐に渡りますが、メインとなるのはやはり技術商社として当社の強みが発揮される製作物です。お客様から受注した製作物は当社が窓口となり、設計から加工、製造、納入までのすべてに対して責任をもって取り組みます。私もこれまで、半導体関連部品、液晶製造装置部品、重電関連大物部品、各種試験装置といった製作物に携わってきましたが、コストやスケジュールの管理、パートナー企業との調整など、担当営業としての業務範囲は幅広く、それだけに大きなやりがいがあります。また、製作物によっては新たな技術をもつパートナー企業の開拓から始める場合も多く、そういった面からも技術的な探求心を満たすだけの面白さがあり、飽きることがありません。

日々の営業活動を通じて、使える技術知識やスキルセットを習得する。

技術商社の担当営業として、お客様に信頼をいただき新規受注を獲得していくためには、図面の読解力といった基本的な能力から専門技術に対する理解力まで、とても幅広いスキルセットが必要とされます。そのため水戸工業では新入社員に対する基礎教育として教材や資料を使った技術教育に取り組んでおり、入社3年から5年目くらいの営業員には継続学習の場として実際に旋盤やマシニングを取り扱う加工実習の機会なども設けられています。もちろん、お客様の現場で実際に目で見たり、触れたりして新しい技術への理解を深めたり、専門的な技術をもったパートナー企業との協業を通して生きたノウハウに接するなど、日々の活動を通して習得する技術知識が何よりも有用であることは間違いありません。また、大手メーカーのOBなどで構成された当社の技術スタッフは、各技術分野のエキスパートとして営業にとって大いに頼りになる存在となっています。

いつの時代にも必要とされる、もっとも身近な技術商社として。

DXやGXといった産業構造の変革により、国内外のものづくり環境はこれまでにない速度で変化を続けています。私たちが得意とする製作物の場合でも、IoTの導入によって情報通信機能の実装が求められるなど、これまで疎遠であった技術についても積極的に取り組んでいます。また、全国各地の事業所を含む営業部門ではオンラインツールを積極的に活用し、情報共有を推進していくことで新たなパートナー企業の開拓や地域を跨った協業体制を強化するなど、横展開の動きも活発です。これからも時代の変化に臆することなく、新たな技術分野にも積極果敢に挑戦し、お客様のもっとも身近な技術商社として地域のものづくりに貢献していきたいと考えております。