WORK STYLE 02ワークスタイル 02【半導体産業のサポート業務】

自分を取り巻く技術の世界を、
仕事を通じて広げることができるのが商社の特権。

A.H.半導体営業グループ 第4グループ 
2023年入社 工学部電気電子工学科卒

大学で勉強した電気の知識を生かしながら、人と人をつなぐ仕事がしたい。

実家が電気工事の事業をしている関係もあり、あまり深く考えることもなく大学は工学部の電気電子工学科へ進学しました。ただ、就職活動では卒業後の進路についてじっくりと考えることで、人と人をつなぐ仕事を経験したい、できれば 大学で学んできた電気の知識を生かしたいという具体的なイメージが固まり、縁があって技術商社の水戸工業と出会うことができました。水戸工業は100年以上の歴史がありますが、その長い歴史の中で多くのお客様のニーズに合わせ、新しい分野であっても果敢にチャレンジすることで成長してきた会社です。その社風が、未知のものへの好奇心が強く、新しい事に挑戦することが好きな自分の気性とあっていること、そして製造メーカーの課題解決をお手伝いすることは社会貢献にもつながるのではという思いから、入社を決めました。

ソリューション営業として、お客様の課題やニーズをヒアリングして解決策を提案。

研修後に配属されたのが、現在も所属している営業部第4グループです。半導体部品と呼ばれる製品を作っているメーカーをお客様として、各地の製造拠点を中心にものづくりの技術部門をサポートをしていくことが第4グループのミッションです。職種も希望していた営業職で、新しもの好きの自分としては先端技術を駆使したスピードの早い半導体業界にはとても興味があったので、配属が決まったときはうれしかったです。現在、メインで担当しているお客様は4~5社ほどで、東北から九州まで、日本各地にある製造工場を訪問しています。取り扱っている商材は、半導体製造に欠かせないタングステンやモリブデンといった高融点金属の加工品をメインに、製造ラインの円滑な稼働に必要な設備や装置の修理と入れ替え、安全教育のためのツールや教材など、社内の技術スタッフや協力企業の力も借りて、お客様のお困りごとを解決するための様々なソリューションを提供しています。

理系出身ではあっても専門知識が足りず、ほろ苦い営業デビューを果たす。

配属後のOJT期間を経て担当先が決まり、新任のご挨拶を兼ねてお客様を訪問した時の話です。自己紹介を終えて打合せが始まると、いきなり聞いたことのない単語ばかりで相手の話がまったく理解できず、商談内容をメモに取ることすらできませんでした。やはり実際の商談の場面では半導体やその製造工程など、それなりの専門知識が必要となり、OJTである程度の知識は身についたと思っていた私にとっては、かなりショックな営業デビューとなりました。幸い、その場には経験豊富なエンジニアである弊社の技術スタッフが同席しており、帰社後に改めて商談内容を解説してもらって整理することができました。この経験を教訓として、その後は訪問先との過去の取引内容は事前にしっかりと確認し、分からない用語は調べたり、それでも不明な部分は上司や技術スタッフに教えを乞うなどしてから訪問するようにしています。まだまだ足りないところもありますが、最近の商談では新規の修理依頼をいただけるほど、お客様と会話が出来るようになりました。

技術商社の営業職には、ひとつの技術分野に囚われない魅力がある。

理系の卒業後の選択肢としては、学校で研究してきた分野で就職するというのが一般的だと思います。しかし、それとは逆に多種多様な商材を扱う技術商社の営業職という仕事には、ひとつの技術分野に囚われない魅力というものがあると感じています。理系として培った基礎知識をもとに、いろんなものにさわったり触れたりできる、いろんな分野のエンジニアに会うことができる。自らの意思で動くことさえできれば、自分を取り巻く技術の世界を、仕事を通じて大きく広げることができるのは商社の特権だと思います。決して簡単ではない課題に対して社内外の多くの技術者と一緒になって取り組み、それを解決できた時の達成感、そして「水戸工業に依頼して良かった」とお客様から感謝の言葉を直にいただけた時の満足感。そういった営業職としての醍醐味も、もっと多くの理系出身の方に体験していただきたい弊社の魅力の一部です。私と同じように技術と人間のどちらも同じくらいに好きだという方、新しい技術やトレンドに敏感な方、新しいことにチャレンジしたり知的好奇心の強い方。そういった方と一緒に仕事のできる日を、楽しみにしています。

MOVIE