WORK STYLE 02ワークスタイル 02【⽣産設備の開発受託】
ものづくりに興味があるなら、
技術商社という選択肢がある。
R.M.営業部第7グループ 主任
2018年入社 工学部機械工学科卒
2018年入社 工学部機械工学科卒
取り扱い商材の幅広さに惹かれて、入社を決めました。
専攻していたのは機械工学ですが、できれば設計や開発職といった一人で黙々と打ち込む職種ではなく、人と接することで勉強してきたことを活かせるような仕事が向いているのではないかと考えていました。そのため就職活動では、製造業や機械商社といった企業の営業職を中心に研究を進め、学内の説明会で水戸工業に出会いました。いくつか候補の会社はあったのですが、工具から生産設備、自動車部品まで取り扱い商材の幅広さに惹かれて入社を決めました。営業職として配属された現在の部署では、トラック・バスといった商用車の完成車メーカーをお客様として、組立作業用の工具や治具類にはじまり、組み立てや加工、搬送、検査といった作業を担う機械やロボットまで、自動車の生産ラインで使用されるさまざまな設備を取り扱っています。
商談の進め方は、先輩社員の営業に同行することで学んでいきました。
営業活動としては定期的にお客様の組み立て工場を訪問し新規案件の情報収集を行ったり、ご依頼いただいた提案書や見積書の作成、すでに作業が進んでいる案件の仕様打合せなどを行います。一般的に生産設備はお客様のニーズに合わせた1点ものが基本となるため、特に提案作業では日頃から生産ラインに足を運び、ニーズも含めて現場の状況を十分に把握しておくことが大切です。受注が決まれば仕入先に出向いて作業の進捗管理などを行い、納品時には設置作業にも立ち合います。このように営業の業務範囲は幅広く、一定レベルの自動車製造についての知識や経験が必要になります。そのため、配属1年目はソケットなどの工具や既製品を通して基本的な知識を身につけ、設備案件の商談の進め方は先輩社員の営業に同行することで学んでいきました。ようやく設備案件を受注できるようになったのは、入社してから2年目以降です。
納品した設備が生産ラインを止める、という大きな失敗を糧にして。
これまでの仕事でもっとも記憶に残っているのは、3年目に受注した搬送機械での失敗です。ようやく仕事にも慣れ、設備案件の商談を一人でこなせるようになってきた矢先のことです。機械の搬送対象がこれまで経験したことのないプレス部品で、いざ設備を稼働してみると部品のたわみが搬送のじゃまをして生産ラインが動きません。結果的には仕入れ先のメーカーや先輩、上司と密に連絡を取り、試行錯誤の繰り返しで何とか設備を立上げることができたのですが、お客様には多大なご心配とご迷惑をおかけする事態となりました。この失敗によって、いかに自分の仕事が大きな責任を伴ったものであるかを痛感すると同時に、仕事上での確認作業の重要性を再認識することとなりました。
最適な商材を組み合わせ、パッケージングして提案できるのが商社の強み。
メーカーの営業であれば自社製品に縛られるでしょうが、商社にはそれがありません。お客様の課題解決に最適なハードやソフトを組み合わせ、パッケージングして提案できるのが商社の強みです。ものづくりの分野に興味がある就活生の方には、ぜひメーカー以外にも技術商社という選択肢があることを知っていただきたいと思います。私自身もさらに提案範囲を広げて、課題解決のソリューション営業をより進化させていきたいと考えています。